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あっという間の1週間



先週、小中高12年間同じ学校で過ごした友人が、島根から約700kmもの長距離を、
たったひとりで車を運転して訪ねてきてくれました。高校卒業以来ですから約40年ぶり?

彼との付き合いは8年ほど前からメールのやりとりで。
その前に、帰郷した時に仲間のひとりが「仏文を教えているらしい」と聞いてビックリ!
ぼくの周辺に文学部の先生はいません。「なぜ?」「なぜ仏文?」いろいろな疑問が。
フランス大好きなぼくですが、話題を共有できる人間はそう多くありません。
いきなり電話なんて、失礼だろうし迷惑なのは分かるのでやめ。
筆無精なので手紙を書くなんていうこともあり得ない。
ネット全盛のこの時代だからこそ、とぎれていた縁がつながったようなものでした。
で、なんとかメールアドレスを探し出して連絡。
返事は・・・・・来ません。

どうしたわけかそこであきらめなかったのがよかった。
ふだんなら、「あ、こりゃだめだ」と投げ出すところ。
この時はなぜか我慢強かったのです。執念燃やした?(^^;

2通目のメールを出してからしばらくして、返事が来ました!
2001年の年賀メールでした。いや実は心配していたのです。
中高と結構「毒舌」だったので、ぼく自身が気が付かないうちに周囲をいっぱい
傷つけていた可能性もあるので、嫌われていたのかと。(^^;

そこから9月までブランクがありましたが、それからがすごい!
この年の秋は1日に2通も3通もメールを書いています。
HPの話題、ヌーヴォーの話、音楽の話、家族の話とつきることなく・・・

そして、運命を感じたのは(ちとオーバー?)彼の進路を決めたきっかけ。
高3当時、「誰かに太宰を薦められて」文学部への道を決めたという話。
まさにびっくり!です。
高3の時、隣のクラスの彼と廊下でのやりとり、確かに覚えがあります。
「あれ」ですか?「あの会話」が人生を決めたのですか?

ぼくは母の猛烈な反対で文学部受験を断念。(大泣き)
あの頃、我が家では「親に逆らう」なんていう選択肢はなかった。

ぼくができなかった生き方を彼がしている・・・・それはうらやましいなぁと思うと同時に
ミョーな親近感をも産んだのでした。だから、彼はぼくの分身?とも思える。(苦笑)

ぼくはフランスへのあこがれをあきらめきれずに、料理やワインへ。
そして、映画や音楽へも。まさに「趣味人」の世界ですが。

おかげで彼との会話にも話題が尽きません。ありがたいことです。

あ、前振りが長くなり過ぎて、全然本題へ進みません。
会ってからのことはまた次回ということで・・・・・・
by monsieurmt8 | 2008-11-08 11:09 | 生活
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